シニアが仕事を得る為の「スキルアップと生涯教育」
シニア世代が新たな仕事に就くためには、学びなおしが必要となり、人生100年時代には生涯に渡って学ぶ必要があります。
「リカレント教育」
「リカレント教育」:生涯教育のこと。その呼び名。
日本政府は、主に文部科学省が、リカレント教育へのニーズの高まりを受けて、以下の施策を推進しています。
・社会人特別選抜、編入学、夜間部・昼夜開講制、科目等履修生、リカレント教育推進事業、大学の公開講座、大学入学資格検定制度、教育訓練給付金。
行政の学び直し支援
「公共職業訓練」
「公共職業訓練」:雇用保険の受給者、つまり失業保険を受け取っている人
「求職者支援訓練」
「求職者支援訓練」:雇用保険を受給できない人
:求職者支援訓練の訓練期間は、2~6か月。
:「職業訓練受講給付金」:受講期間中に毎月10万円と通学の為の交通費が支援。
大学の社会人教育
2016年度は全国776大学のうち、135大学が社会人のためのプログラムを開講。
放送大学や法政大学、創価大学など通信講座での受講が可能な大学もある。
埼玉県は、55歳以上を対象に、一般の学生と一緒に学べる「大学の開放授業講座」を実施。
インターネットで学ぶ
インターネットで自宅にいながら気軽に学べる仕組みも
「gacco(ガッコ)」
「gacco(ガッコ)」:無料で4学べる
『ドコモgacco』はドコモ教育事業の中核子会社として、日本初のMOOC講座「gacco」の提供をベースに、世代や地域を超えた人々がオンライン・オフラインを問わずに学び集う「gacco Style」を広く展開し、「知」を媒介としたコミュニティ作り、「知」の継承をサポートすることで、人類が持続的な成長と発展を遂げる新しい未来を築いていきます。
「Schoo(スクー)」
「Schoo(スクー)」:無料のオンライン生放送授業
Schooは毎日生放送。仕事で行き詰まった時に、育児、家事の空いた時間にいろんな課題を多彩な先生、いろんな場所からくる受講生と一緒に学んでみよう。
「Duolingo(デュオリンゴ)」
「Duolingo(デュオリンゴ)」:無料で60もの言語を学べる言語教育プラットフォーム
最近のシニアに人気のトレンドに「プログラミング学習」がある。
Duolingo(デュオリンゴ)を使った学習は、楽しくてやめられなくなります。正解してスコアを獲得し、時間と競争しながらレベルアップ。Duolingoの一口サイズレッスンは効率が良く、エビデンスに裏付けられた効果的な学習体験を提供します。
資格の取得(定年後に役立つ)
産業カウンセラー
産業カウンセラー:基本的には心理カウンセラー
キャリアコンサルタント
キャリアコンサルタント:仕事の相談がメイン。心理カウンセラー的な素養が大切で「産業カウンセラー」と両方取得すると効果的。
シニアライフアドバイザー
活動や運営がしっかりしている。今は通信講座のみ。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナー(FP):シニアに人気の資格。資産形成のアドバイザーとして活動。FPには手数料が入る。特定の金融機関のアドバイザーではなく信頼できる身近なアドバイザーが必要とされている。
日本語教師
日本語教師:これから期待できる資格。アジア諸国では日本語教師が圧倒的に不足。しかし、国内の日本語学校で働くには資格が必要なところが多く、取得には意外に高額な授業料と1年以上の学習時間が必要。
全国通訳案内士
全国通訳案内士:外国語の堪能な人に向いている。外国人観光客の増加に伴いかなり多忙。収入も悪くない
行政書士
難易度が高い資格。今後、需要が増えるので有望。
IT関連の資格。
シニアにお勧めできない資格
中所企業診断士・公認会計士・税理士・1級2級建築士:難易度が高く、稼げるまで時間がかかる。資格を取ることが「目的化」してしまうことは問題。
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